レオナルド日記

こんにちは、レオナルドです。
最近は、カ工ル海岸から離れて、クワガタ森に遊びに行くようになりました。
プロンテラの北西にある森です。
 
このクワガタ森では、早くから就職した剣士さんや商人さん達をよく見かけます。
「やっぱり社会人は違うね。
なんていうか、僕達と比べるとオトナのヨユウみたいなものがあるよね。」
って、友達は言ってます。
 
オトナのヨユウ、っていうのはよくわからないけど、
疲れて座っているときにヒールをかけてくれたり、
がんばれ、って声をかけてくれたりするのは、
オトナのヨユウがあるからなのかな。
 
でも、
オトナのヨユウがある人はオトナだけど、
オトナだからってオトナのヨユウがあるわけじゃないんだよ、って、
力プラのお姉さんが言ってました。
 
この世界では、人はみんな自分の時間を持っていて、
急いで大人になろうとする人達や、
ゆっくりと大人になっていく人達がいるんだそうです。
それでときどき、あんまり急いで大人になろうとして、
街の景色や季節の移り変わり、みんなの笑顔を見るヨユウもなく、
大人になってしまう人達もいるんだそうです。
カプラさんは、そんな人達をたくさん見てきたんだって。
 
ぼく知らなかった。
カプラさんって本当は、
とっても長生きしてるおばあちゃんだったんだ。