皆さんも

薄々気づいているとは思いますが、最近「歴史的○○」が多すぎやしないでしょうか?
「歴史的〜」などと言われると、今ここでこの話題に乗っておかないと後で後悔する、今ここでこの話題に乗っておかないと後で話の輪に入れない、そんな危機感を持たせて注目を集めようという、人の弱みに付け込んだ実に姑息な表現方法です。


歴史的勝利。
歴史的ゴール。
歴史的シュート。
歴史的顔面ブロック。


あまりにも歴史的があふれており、毎日が大河ドラマのようです。
「そのとき歴史は動いた」どころか常に動きまくっています。
実に落ち着きがない。


こんなふうに「歴史的」が日常的になってくると、必ず悪用する連中がいるものです。
歴史的毎日が大安売り。
歴史的竹屋竿竹10年前のお値段でご奉仕しております。
歴史的いらっしゃいませポテトもご一緒にいかがですか。
歴史的申し訳ありませんお客様のお名前はご予約に入っていないようなのですが。
つい注目してしまいそうです。
でももう街は「歴史的○○」で飽和状態。析出しちゃいそうです。


でまぁ、何が言いたいかというと、いい加減「歴史的」って表現は飽きたなってことです。


情報過多の弊害なんでしょうか、情報が貪欲にしゃぶりつくされている気がしますね。
面白い話があるとわっと群がって、あっというまに廃れてしまう。
芸人さんのネタは同じものを2回と見られないように。
そんなわけで、「歴史的」はしばらくそっとしておいてあげてほしいのですよ。向こう40年くらい。


皆さんこんにちは、近所のうるさいご隠居さん、master bacchusです。