そんなふうに

そろそろと歩いていたら、どんどんと日が傾いてきてしまいました。
えと、やば、早くしなきゃ(あせあせ)
狼も怖いし、暗くなってくるし、心細いし…
そうだ!こんなときは歌を歌って気を紛らわすんだ!
えと、えーと、
 あるー日(あるー日)♪
 森のなーか(森のなーか)♪
 熊さーんに(熊さ…
 出会ーった(…
熊イヤっ><。
 
あれ?
もうほとんど日が落ちかけてきたとき、
向こうのほうで灯りがつきました。
確かあっち側はフェイヨンの街があるほうです。
街の灯りなのかな?ちょっと行ってみよう!
 
ん?なんだか歩いても全然近づかないなぁ…。
しかもよく見たら、灯りがなんだかふらふらと動いてるみたい。
むー、逃げるな!
走って追いかけたら、灯りも慌てて動きました。と、
「ぅをっ!?」
変な声とぼてっとした音がして灯りが消えました。
え、えーと、喋る灯り?(汗)
…も、もしかしてお化けっ!?
だ、だいじょぶぶぶ、おば、おばけなんて、い、いないから、
パキッ
で、でたーーーー!!!><。