むかし

私がまだ小さい子供の頃。
多分妹のものだったと思うのですが、うちには電話のおもちゃがありました。
平成ベイべーな方たちには信じられないかもしれませんが、携帯電話なるものはまだなかった時代。
 
そのおもちゃは、ボタンを押すとランダムに女の子の声が流れる、という今も昔もありがちな子供だましだったわけです。
いわく、
「ママ、お買い物に連れていってよ。」とか、
「パパァ、雨が降ってきておうちに帰れないの。」とか、
そんなことを口走るのですよ。
 
でも困ったことが一つだけ。
このおもちゃ、マンガン乾電池(アルカリは高かったなぁ)を使っていたので、電池が減ってくると電圧が下がって声のスピードが遅くなるんです。
 
「パパァ、雨が降ってきておうちに帰れないの。」(かわいい女の子供の声で)
 ↓
「ぷわぁあぷわぁあぁ、あむぇが降ってくぃて、おうちぬぃくわぇれぬわぃぬぉおぉぉ」(野太いくぐもった声で)
 
女性は化けるっていうけど、本当ですね(違)
皆さんこんにちは、声に出して読んで欲しい日本語普及推進員のmaster bacchusです。
さぁ皆さんご一緒に!「ぷわぁ(以下略