サルの子供の顔は

大人のサルと違い、額が後退しておらず、人間と顔つきが似ていると言います。
このように、祖先となる生物の幼少期と、子孫となる生物が似ていることを進化学ではネオテニー幼形成熟)と言います。


このことと、特定環境への適応ということを結びつけて、進化には「特殊化(最適化)」と「汎用化」の2種類の方向がある、という説があります。
この説では、ネオテニーは祖先と比べて汎用化の方向に進化しており、そのため人間は幾度の環境変化も耐えぬき地上に繁栄することができた、というのです。


学説などというのはあくまで仮説でしかなく、この話もそういうあまたの仮説の一つにしか過ぎません。
ただ、数年前までは4時間半睡眠など考えるだに恐ろしかったのに、それでも生きていける自分を発見したときには、さまざまな環境への人間の適応力の強さというものを感じてしまいますね。


皆さんこんにちは、進化の階段を半歩上り始めたmaster bacchusです。
だいぶ眠くなってきました。